ネイタルのハウスを読む 1−6ハウス

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松村先生には、自分のホロスコープを徹底的に読む練習をするといい、と言われた。確かにそうだ。スルメみたいに、噛めば噛むほど味が出る,それがホロスコープ。時間があれば、出生図だけでいくらでも読めるのだ。

そもそも、西洋占星術を学び始めたのは、自分のホロスコープを自分で読めるようになればいいな、と思ったからだった。ところが、ある程度でいい、と思っていたのに、学べば学ぶほど、「まだまだ足りない」と思ってしまう。いくら読んでも読めた気がしない。今は自己想起の練習の一環として、12サインの理解を深めるのにつかえると思っている。解説者を育てれば、それに呼応するように知覚者が育つ。

先週買ったケヴィン・バークの『占星術完全ガイド 古典的技法から現代的解釈まで』は、松村潔先生一辺倒で学んできた私にとって新鮮な内容が多い。それでいて、サインやハウスなど、これまでの理解との齟齬はほとんどないので、抵抗感なく吸収することができる。特にエッセンシャル・ディグニティー、ディスポジター・ツリーなどの古典占星術の技法は、今まで使っていなかった視点だ。これを使って改めて自分やパートナーのチャートを見返している。

ツイッターで人気のミカミ・ボーラ先生のドールハウス占星術や大谷店子講座も、この本に書かれていることをわかりやすく解説したものだと思う。この『占星術完全ガイド』では、ハウスを部屋に見立てていて、ハウスのカスプ(起点)サインの支配星がその部屋のインテリアを担当すると説明している。

ハウスの活動に関しては、ハウスに惑星があれば、そのハウスに関する活動領域では、もちろんハウスのルーラー(支配星)が面倒を見るものの、実際にはその部屋に住んでいる人(惑星)のエネルギーを通して経験、表現することになる。

ハウスに惑星が入っていない場合は、実際には空き家だが、やはりその部屋に入ってみると、そこを飾りつけた大家(支配星、ルーラー)の影響を感じないわけにはいかない。この空き部屋に経過や進行の惑星が入ったりすると、部屋はにわかに活気づく。経過と進行のどちらの惑星から影響を受けやすいかは人によって違うようだ。

空き部屋の使われ方は、そこに入った惑星が経過の月や水星などあっという間に過ぎて行くものか、進行天体や経過の社会天体、トランスサタニアンなど長い間滞在するものかによって変わる。その部屋で何をするかは惑星によって違うからだ。

経過の月ならそこでぼんやり眠って、2〜3日滞在したら出て行くし、経過の水星なら1ヶ月ほど滞在して、そこで読書や書きものをしたり、取材を受けたりする。これが経過の冥王星なら、十数年滞在する間に部屋の枠組みや土台から壊して、自分で作り直してしまう。

ひとつのハウスに丸々ひとつのサインが入るインターセプトの場合、部屋の飾り付けはやはりハウスの起点のサインとその支配星が担当するが、設備や間取りはインターセプトされているサインとその支配星が担当する。

Naomi Natal gif

ぼびおのチャート(プラシーダスハウス)で見てみると、

ACと1室 「1ハウスへの扉」にあたるアセンダントはしし座、支配星は太陽だ。明るく、人目をひく。一見自己中心的で気まま。いい意味でも悪い意味でもその場にいる人の注目を集める。ハウスの後半はおとめ座へ。第一印象を与えたあとは、何らかの惑星が起動しない限り、周りの人に気を使ってわりとおとなしくしている。

2ハウス 『占星術完全ガイド』によれば、2ハウスは倉庫であり、感覚、物質的世界をどのように体験していくかと関係している。もちろん、収入を得る手段もここで見る。ぼびおのネイタル2ハウスの起点はおとめ座、支配星は水星だ。部屋の内装は病院のような清潔さ、何かあってもすぐに対応できる機能性を備えている。

ルーラーの水星は6ハウスやぎ座にある。医療関係、事務的作業、完璧主義、真面目に働く、書く仕事。以前は医薬翻訳の仕事をしていたのでぴったりフィット。2ハウスの後半はてんびん座で、支配星の金星は8ハウスうお座。時系列でそのハウスの活動は前半のサインから後半のサインに移っていくと考えると、次は8ハウス金星を使うことになる。8ハウスは非物質存在との関わり。あくまでも楽しい範囲で、スピリチュアル的に、または誰かに同化するようにしてお金をもらう。

3ハウスは、コミュニケーション、学習、移動、異端の部屋。通信機器がおいてある勉強部屋。3ハウスはてんびん座で始まり、後半に少しさそり座が入る。カスプの支配星は8ハウス魚座の金星。部屋の飾り付けは宇宙的なキラキラ感。夜空の壁紙。人から非日常的スピリチュアルな教えを授かる。3ハウスの後半には、てんびん座30度の冥王星がある。何かを学ぶと、とことんまで突き詰めようとする。さそり座の支配星を火星と考えると、これもやはり8ハウスうお座にあるので、スピリチュアリティに関する極限的知性を求めることになる。

ICと4ハウスは、ICがプライベート、肉体、魂のルーツへの扉、そして『占星術完全ガイド』では、4ハウスは家族の部屋とされている。てんびん座冥王星とうお座火星が内装を担当。居間に超マニアックな哲学書や秘教の本が積み上げられ、スピリチュアルグッズが並べられている。ってそのまんまや。

ぼびおのICには番人のように土星がぴったりと張り付いている。しかし、扉の鍵を握るのは、支配星の冥王星。巨人・冥王星は3ハウスてんびん座30度で土星のそばにいて、このIC扉を壊し、4ハウスの床をぶち抜いて、もっと大きなルーツ、冥府、宇宙の家とのつながりをもたらす。極限的知性を求めるのはこの深いルーツの探索のためだとも言える。家に居ながら哲学や思想を追い求めていくと、いつの間にか家の床が抜けて宇宙につながっていた、という感じ。この冥王星によるルーツ床のぶち抜きは、特にネイタルの冥王星かICと、トランジットとが90度になるときに特に表面化しやすい。2023年以降の数年間だ。40歳以降の火星期まっさかり。このころには進行の太陽も春分点を超えておひつじ座に入っており、もはやその時に自分が何をしているのかは皆目見当もつかない。肉体的に生きていればブログは続けていてほしい。

5ハウス、『占星術完全ガイド』によれば、ここはパーティー・ルーム、いわゆる道楽の部屋。他人の目を気にせず好きにやる。投機、起業、出産、子ども、趣味に関する行動を起こす場所。ここのサインはいて座で、支配星の木星もハウスの起点近くにある。飾り付けは仏教の曼荼羅や海外の大学のキャンパスが描かれたポスターなどが貼られていて、スポーツの道具もある。なんでもオッケーの大家さんだけど、やると決めたら上を目指すことを求められる。出生図のファイナル・ディスボジター(元締め)はこの木星。わが地球人生は真剣に遊ぶためにあるということか。いて座は高等教育、哲学、思想としての宗教、運動、海外、出版。木星は天王星と合、しかもアプライングなので、強い効果があり、あくまでも遊びの範囲だけど、社会常識を打ち破るような思想を社会に広めようとする。これは46〜55歳の木星期に顕著に現れる。

6ハウス ここはオフィス。カスプはやぎ座で支配星はさそり座土星、大家さんに過剰干渉される仕事部屋。なんか重苦しい。ここには月と水星があるので、書く仕事を眠るようにする。6ハウス後半はみずがめ座に入るので、これからはいて座天王星的仕事になるかな。社会常識からはみ出た、思想系。

長くなるので、後半はまた別の日に。

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