孤独の素晴らしさを取り戻す

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恋人と別れてから、ようやく自分のペースが取り戻せてきた感じがしています。

彼女と出会う前の自分、23歳の頃ってどんな感じだったっけ?と思い起こしてみたんだけど、当時はまだ大学生で、本屋さんでわくわく本を買いこんできて、喫茶店や自分のお部屋でコーヒーを飲み、タバコを吸いながら、本の世界に浸る…考えたことをブログに書く…なるほどと思ったことを実践する。それが一番好きだったのを思い出しました。

恋人と付き合っている時にもそれはやっていたはずなんだけど、もっとずっと孤独で、もっと深い世界の中にいた。深い井戸の底で、時代を超えて著者たちと出会い、深い対話をする。その時間が何よりの至福でした。本を読んでは言葉から受け取った言葉にならない何かがじっと自分のなかに沁みいるのを感じつつ、再び言葉として思考に上がってくるのを待つ。そういう本を読んでいるときは、しみじみと深い安らぎを感じます。

恋人と一緒にいる安心感、彼女が人生に存在する感覚への禁断症状がやっと抜けて、当然のように孤独だった時の感覚がようやく戻ってきたようです。そしてその感覚は、ずっと忘れていた深い安らぎを連れてきてくれました。

ぼびおにとって、本はかけがえのない存在です。字を読み書きできて、時代も場所も超えて著者と対話できる幸せ。人生でピンチの時は、必ず本が助けてくれました。わからないことも、全部本が教えてくれた。書店は私のパワースポットなので、生活圏内にある書店が潰れないように、できるだけ書店で買うようにしています。どんなにネガティブに落ち込んでいても、本屋さんに行くとたちまち元気が出てくるのだ。

昨日もたくさん本を買ったんだけど、そのうちの一冊が齋藤孝さんの『孤独のチカラ』。齋藤孝さんって本に3色ペンで線を引く人、という印象しかなかったけど、呼吸法とか児童教育とかいろんなプロジェクトを展開されているんですね。本書にはその多彩な活動の基盤となった10年間に及ぶ深い孤独の経験が書かれていました。

夏の新潮祭りで並べられていて、ふと手に取ったんだけど、思っていたより、ずっとよかった。暗くて、深くて、実にさそり座的でした。

ぼびおの出生ホロスコープでは、西洋占星術で「お家、ホーム、ルーツ」を示すICがさそり座で、そこに安定の星、土星があります。さそり座は水の不動宮です。その名の通り動かない水のサインが象徴する風景は、個人の殻を押しつぶして各々の感情がギュッと圧縮された深海底のような場所です。そして、この土星が言語表現の水星を支配しています。読み書きがさそり座+実用重視のやぎ座的なのです。

調べてみたら、齋藤孝さんは人生の主軸である太陽と言語表現の水星がいずれもさそり座にありました。

孤独であることの清潔さ。徹底的に自己と向き合う時間。斎藤さんは、孤独の時間に自己を掘削していくには、自分自身の思考力だけでは足りず、本の助けが必要であると説かれています。そうでなければ、一気に深掘りしていくことはできないと。

これは確かにそうで、本は時代と場所を超えて著者と深い対話ができる素晴らしいツールだと思います。

一方、占星術の松村潔先生は他者の考えを介入させることなく、自分自身の夢を使って、高次元の存在とのやりとりで自己を深めておられます。

両者の違いは本人の水星の状態に深い関係があると思います。松村先生の水星は春分点に近いおひつじ座3度にあり、どの星とも角度を取っていません。春分点(おひつじ座0度)は次元の境目であり、おひつじ座にある惑星は内面からの衝動として他次元からの情報を受け取り行動します。他者の言動は基本的に受けつけません。

斎藤さんのようなさそり座の水星は集団心理を扱うサインなので、集団的無意識の水底に潜り、そこで圧縮された知恵を手にします。さそり座は個人の殻を壊して集合意識と混合し、変性させてまた個人の殻に戻る、という潜水と浮上のサイン(たまに戻らないけど)。
本を介した他者との深い対話は自己探索の強い味方なのでしょう。私もどちらかといえば、斎藤さんと近いタイプです。

社会的立場を表すMCの支配星が8ハウスにあったり、MCのサインがさそり座だったり、10ハウスに冥王星があったりする場合も孤独な時間の蓄えが社会的立場を作るうえで重要になる、と読むことができます。

私は本をわりとあとがきから読むんですが、小池龍之介さんが仏道の観点から孤独について書かれていてうれしかったです。

ー孤独をクリエイティブに変換する単独者のみ、到達できる地点は必ず存在する。

ー群れて成功した人はいない。

『孤独のチカラ』

彼女と別れた衝撃と禁断症状から、すぐにでも誰かと繋がらなくては!と焦っていましたが、この本を手に取り、単独者として孤独の時間の味わいを思い出せたのは本当に幸運でした。

失恋、しかも強度のショックを伴う失恋は苦しい盛りを乗り越えてしまえば、心がまるで思春期のような感受性が蘇るため、何を読んでも何をみても感動できるの。ここ最近、全然読む気のしなかった本でも一文一文が染み入って、深く味わっては魂が喜びの涙を流します。失恋にこんな効用があるとはね、、孤独を取り戻した今、本を通じて世界の偉人たちと出会い、対話していきたいです。

『孤独のチカラ』の新潮社の紹介ページ

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