こんにちは、占星術カウンセラーのぼびおです。
パートナーとの別れから怒涛の感情の渦に巻き込まれていたのが落ち着いて、ようやく自分は本当は何を目指しているのか、本心ではどういう状態を理想としているのかを考えることができるようになってきました。
パートナーと別れてすぐ、婚活を始めたばかりのときは、男性と実際にお話してみて自分がどう感じるのかをみてみたい、という前向きな思いもありましたが、パートナーがいないことへの強烈な不安と、空いた穴をいち早く埋めたいという焦りでいっぱいでした。
そんな風に不安でいっぱいの時は不安を増幅させるような情報に振り回されます。ぼびおも女性の容姿と年齢と男性の収入とのバランス、それにプラスアルファで性格が合うかどうか、という日本の「婚活」の価値観につい飲み込まれて、「もう若くない」とか「どうせ結婚するなら収入が安定した人、ちゃんとした家の人じゃないとダメなんじゃないか」とぐるぐる不安と恐れの波に襲われていました。
でも自分のことを好き、と思ってくれる男性が現れて、もし私がOKしたら本当に結婚することになるんだ…と結婚が現実味を帯びてきてやっと、「本当の本心では、自分はどんな生活を送りたいんだろう。どんな状態を心の底から『幸せ』と感じるんだろう」と考えるようになりました。
お金を稼いできてくれる夫に感謝して、気の流れのいい家庭を作り、社会に貢献できる「ハーモニーリッチ」を提唱する芦澤多美さんという方の本も読んでみました。
芦澤 多美 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012年08月
うん、自分も夫も大事にして豊かな家庭を築く、こういう人生も悪くないですよね。でも、何かもっと大事なことを忘れている気がする…頭では「理想的」だと思うんだけど、何が違うんだろう?
そんな違和感を感じながら過ごしているうちに、心の底からこうありたい、という人が現れました。3年ほど前に本を読んで知ったアニータ・ムアジャーニさんです。
アニータさんは『喜びから人生を生きる!』という本を書いた人で、私もそのタイトル通りに、恐れから婚活をしたり、仕事をしたりするのではなく、喜びから生きる人でありたい、と感じたのです。そう、私は「一生ひとりだったらどうしよう」という恐れから婚活をしていたし、仕事に関しても「やらなきゃ」と思ってやっているところがありました。「理想であるはずの結婚生活を目指すこと」に感じていた違和感は、まさにこの恐れでした。
アニータさんは末期癌で昏睡状態に陥り、47歳で臨死体験をして、あの世で知った真実から、奇跡的に癌が消えたインド系香港人の方です。現在はカリフォルニアでパートナーのダニーさんと恐れなく自分自身を生きる、ということについて日々、Facebookで発信されています。
アニータさんのメッセージにややこしいことは何もなくて、ただ恐れなく自分を愛して、自分自身でいてください、というものです。
恐れなく、ただ自分自身でい続ける。
それさえできれば、誰と結婚しようが結婚しないでいようが、大丈夫だし、相手の年収を値踏みしたり、自分の年齢に焦りを感じたりしながら生きる必要もないんだ、と遅ればせながら恐怖の雲の中から目が覚めました。
私たちは一瞬一瞬、「愛か恐れか」のどちらかしか選択できません。恐れを選べば愛は選べず、愛を選べば恐れは選べないんですよね。
パートナー、仕事、お金、家族との関係、病気、犯罪、政治や教育制度、災害、戦争…この地球という星は恐れや不安を感じることができる宇宙でも珍しい場所であり、ありとあらゆる事象に恐れがついて回ります。
不安や恐れの只中にいるときは不安が増幅して、もうそこから二度と抜けられないかのように感じられますが、不安や恐れはもともとエネルギーの振動数が低いので、実はさほど影響力はありません。その恐怖をただ感じ切ってしまえば、恐怖は愛のエネルギーに変換されていきます。
この不安を感じきって浄化する、というのは、自分を大事にする、というプロセスの第一段階です。不安のままに行動を起こして不安を紛らわそうとするのではなく、まず面と向かって不安を抱きしめる。どんなに強い不安でも、1ヶ月もぎゅーっと抱きしめてあげていれば、そのエネルギーは昇華されていき、身体が軽くなっていきます。
不安を抱えながら、不安を見ないようにして生きていると、どうしても本来の自分とずれた行動をしてしまいます。モヤモヤしているときは、そのモヤモヤをじっと見つめてみる。「大丈夫だよ」と自分に声をかけてあげる。
不安を抱き参らせることができて初めて、本来の自分と異なる物事に「ノー」と言えるようになります。
No ノー♡と言えるようになって初めて、自分バッテリーを充電できるようになります。
自分バッテリーを充電して、自分の心と体と魂の栄養を満たすことができれば、そのときあなたは自動的に「周りに豊かさを与えられる人」になっているということ。
周りに与えられる人になると、周りからも与えられる人になります。
自分バッテリー残量が少ないのに「与えなきゃ」と思って与えようとしても、苦しいエネルギーが混じっているので、効率的に与えることができません。まず、自分を満たす。自分を責めないところからスタートするしかないのですよね。
これはどうしても自分を後回しにしてしまう人にとりわけ効果的だと思います。
ホロスコープでは、惑星の分布が全体的に西側(右側、ディセンダント側)に偏っている人は自分を後回しにして、人に合わせ過ぎる傾向があります。こういう人は、人の言うことに振り回されるのではなく自分は本当はどうしたいのか、本心を静かに見つめて、人の願望と自分の本心からの願いとを聞き分ける練習が必要です。
ぼびおの出生図は綺麗に西側に偏っていて、まさにこのタイプ。知らないうちに人の夢を実現しようと頑張ってしまい、疲弊したり、鬱になって強制終了がかかったり、と何度も失敗してきました。
どれだけ喜びから人生を生きる、と決めても、不安を一切感じなくなることはないでしょう。恐怖の記憶は潜在意識の海の底からひとつひとつとまた浮かび上がってくるので、死ぬまでクリーニング(浄化)し続ける必要があります。
が、不安を感じ切る練習を重ねるうちに、比較的短時間で解放できるようになってきました。不安、恐怖、という地球特産品を宇宙の仲間に珍しいお土産、食べものとしてあげるイメージングはとても便利で今も使っています。
アニータ・ムアジャーニ/奥野節子 ナチュラルスピリット 2013年06月
アニータ・ムアジャーニ/奥野節子 ナチュラルスピリット 2016年11月
Ken Honda/本田健 フォレスト出版 2019年07月20日
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