南方熊楠のホロスコープ

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 先日、noteでもマンガを連載されている香山哲さんという方を知り、香山さんが薦められていたので、南方熊楠の著作を読んでみることにした。探して見ると、水木しげるさんの『猫楠-南方熊楠の生涯』というマンガを見つけてしまったので、著作を置いてそちらから読むことにしたのだが、これが正解だった。熊楠の人となりがわかりやすく描かれていて、本人の著作への期待が高まります。

Minakata

 

 南方熊楠は粘菌を研究したとか、随筆が面白い(寺田寅彦と混同しているかも)とかいうのは聞いたことがありました。その珍しい名前も気になるし。いつかは読まなければとずっと思っていたんだよね。

 2016年末に和歌山に引っ越すことになり、その縁でしょっちゅう高野山へ登ったり熊野古道を歩いたりするようになり、すっかり和歌山が好きになった今ようやく読む気になったのは、やはり天の采配だと感じる。南方熊楠は南紀の生まれで紀伊田辺に住み、高野山にも縁があったらしい。

 水木さんの描くふっくらした猫が狂言回しとなってお話が進むこのマンガでは、熊楠氏が豪傑でありながら、繊細な感受性と鋭い知性をあわせもつ魅力あふれる人物として描かれている。粘菌の研究を通じて霊性、輪廻を考察するなど、ぼびおがいかにも好むテーマを生きた人だ。天才によくある例として、そばにいる人はものすごく大変そう、というのも側で見ているぶんには面白い。

というわけで、今回は南方熊楠のホロスコープを見てみたい。

時刻不明のため、ハウスは考えません。

不動宮のおうし座、しし座、さそり座に月から土星まで5天体が集合していて、ひとつのことをずーーっとしつこく追求し続けられる粘着性気質。しかも気質の月、人生の方向性を示す太陽、価値観の土星という人生の骨格をなす重要な3惑星が、こうと決めたら意地でもやり遂げるおうし座ーさそり座軸で互いににらみ合っている。

さそり座の月(時間不明なので、16〜28度のどこか)からは情の厚さがうかがえるが、それも気を許した相手にだけ発揮されるものだ。結束を固めて集団を作るのは朝飯前。子分が大勢いていざとい時には熊楠のために結集した、というエピソードも納得がいく。

人生の伸びていく方向を示す太陽はおうし座27度にあり、これは道ゆく人にじっくりと作り上げた自分の作品を披露する度数だ。熊楠はどこの研究機関にも所属していなかったものの、海外の科学雑誌に研究成果を熱心に投稿していた。論文ってぱぱっと書いて投稿しても載るもんじゃないので、コツコツと丹精できるおうし座の集中力と、ふたご座に移行するべく自分の作品をいろんな人に知ってもらいたいというおうし座27度の性質がよく表れている。

月、太陽、土星の組み合わせのなかで最も公転周期が遅く、月と太陽にこうあるべき、という制限を与える土星はさそり座21度にある。この度数は、自分の洞察と直感に従って、社会常識に反抗してでも貫き通す、という熊楠の生き方の屋台骨を如実に示している。月の気質も太陽のやる気も、この土星の規範意識に従うため、自らを指針に強い集中力をもって、目標へ一直線に飛んでいく一本の槍のような人生が浮かび上がる。

不動宮にはこのほか、おうし座に知性の水星と限界突破の冥王星が並んでいる。生まれ持った知性を使って、手に取れるかたちあるもの、目に見えるものを徹底的に掘り下げ、やがて目に見えないつながりに到達する、というストーリーが見えてくる。おうし座には過去の資産、先祖から受け継いだものという意味もあるので、先祖代々受け継いできた土地の生物を徹底して研究する、というのもうまく当てはまる。

それにしてもこんなにおうし座に天体があるのに、お金もうけには全く興味がなく、粘菌の研究一筋だったというのが興味深い。熊楠は家督を継いだ弟からずっと仕送りを受けていて、弟との縁が切れたあとはお金に苦労したらしい。もしかしたらこのおうし座は、人からお金をもらう8ハウス、または家系の資産を表す4ハウスにあったのかもしれない。

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