やっとキロンに向き合える時期が来た

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こないだ「翻訳の仕事は地球体験をするための乗り物」という記事を書きました。それと前後して、自分の出生ホロスコープのキロンがこの仕事に対するこだわり、というか傷として現れていることに気がついたのでメモメモ。

キロンとは

キロンの軌道は土星と天王星の間にあり、土星までの惑星が表す現世世界と、天王星以遠の惑星が表す死後の世界、物質次元を超えた世界とのつなぎ役になっています。

キロンの象徴するところを受け入れて乗り越えると、物質次元の縛りを乗り越えることができるという感じ。公転周期が約50年と長いので、同世代で共有する世代天体でもあります。

松村先生は『アサレン』でこのように言っています。

キローンとかカイロンとかっていうのはね、ちょっと苦手な、その、触れて欲しくないようなところっていうのを指していたりするわけ。苦手なんだけれども、それを後々反省して、ちょっと不得意なんだけどチャレンジするっていうか、真面目に考えようとするっていう意味で、傷つく要素と、今度はそれを治療するっていうね。そういう要素があって。

(中略)

つまりその世代は、基本的にみんなその部分っていうのが苦手で、それについてちょっとなんか触れられるのが嫌だっていうか、過敏になっていくっていう。

だけど自分で後でそこに取り組もうとするし、で、取り組んじゃうと、その、今まで放っておいたのですごい新鮮っていうか、なんか自分が生まれ変わったような気分になってくるわけよ、そこの問題点っていうのをこう解決していくとね。

ケンタウロスにちなんで名付けられたキロンはヒーラーの星、とか「傷」を表すと言われますが、その傷を受け入れて癒すことができれば、この物質的次元より大きな次元とのつながりを取り戻すことができる、と理解しています。

普段、キロンってあまり意識したことがなかったんだけど、こないだ見てみたら、自分の出生図では空っぽだと思っていた10ハウスにキロンがありました。10ハウスは、世間的に目立ちやすい場所で、社会的立場や名誉の獲得に向けた活動をする部屋です。

しかもこのキロン、奉仕と労働の部屋、6ハウスにある水星と月と120度の協調関係、縁の深い相手から何かを受け取る8ハウスの火星(と一応金星も)とは60度の共鳴関係になっています。さらに対人関係を扱う7ハウスのみずがめ座太陽とはきれいな対立関係(90度)です。

まるでバラバラのように見えていた出生図の個人惑星を、キロンが見事につないでいる。なんで今まで気がつかなかったのだろうと思っていたら、トランジット(経過)の火星が出生図のキロンとちょうど重なっていました。キロンに火がついたってことか。

 

Chiron natal

10ハウスおうし座のキロン

キロンを通して世代で共有するのはサイン。同じ世代でも、キロンが入るハウスは人によって違います。

10ハウスにキロンがあると、社会的立場を獲得すること、社会の表舞台に出ていくことに苦手意識があるということになります。

書いていて気づいたのは、20代の頃から30代はじめにかけてずっと、「肩書き」が欲しいと思っていたことです。(今は、まぁあったら便利そうだけど、それよりまず中身を作らないとな、と思っています。)「誰々の奥さん」とか、「翻訳家」とか「占星術師」とか「執筆家」とかはっきり名乗れるものがあると楽だろうな〜と思っていました。でもなんか手が届かない、とも思っていました。酸っぱいブドウです。

そんなぼびおはいまだに自分が何者かよくわかりません。パートナーとは結婚しているわけでもないから社会的には友人だし、名刺を作ったとしてもまぁ今なら一応「実務翻訳者」と書けるけど、それを一生の仕事にするかと言われるとわからないし。かと言ってパートナーと別れて男性と結婚するのは全然想像がつかないし、職業を一本に絞ることもできない。いかにも10ハウスにキロンがある感じだなぁと思います。

おうし座、宝石店の度数

一方、サインですが、私の場合は10ハウスの起点もキロンもおうし座。

おうし座は土の不動サインで、ゆっくりと時間をかけて、着実にお城を築いていく性質です。時間はかかるけど、着実に資源を備蓄して、簡単には崩れない自分だけの生活環境を作り上げていきます。3びきの子豚でいうと、レンガのお家を作るブタさんですね。10ハウスがおうし座の人は、ゆっくり時間をかけて社会的ポジションを手に入れる。

そしてこのおうし座にキロンがあると、自分の生活を作り上げることにコンプレックスがあるということになります。

これはまさにそうで、若い時は「自活するぞ!!」とかなり意気込んでいたし、かと思えば30代になって急に「仕事しなくていいならしたくない〜〜」とニート化。 で、昨年末に色々あって仕事を再開したら再開したで、「やっぱり自分で自分の生活基盤を築き上げるのは無理なんじゃないか」と思い始める始末。

しかもキロンの度数がおうし座の数え度数23度、サビアンシンボルは「宝石店」です。

そう、キロンって意味が全然わからーん、実感ない〜と思っていた理由のひとつが、このサビアンシンボルでした。

宝石と言われると、ぼびおはそういうのに全然興味が持てない、というか宝石なんか持って一体どうすんのさ、と若干バカにしてるところがあるので、「宝石店に対する苦手意識を克服するってこと?無理そう…」とキロンの解釈を放置していました。なんせ仕事をする気も起きなかったくらいだし、宝石とか一番縁がないと思っていたから。

ところが松村先生いわく、このおうし座の宝石店は、町の中でも最も高級なものを扱う場所であり、その土地の頂点、土地に根ざした文化の結晶、自分の肉体に埋め込まれた才能や資質が結実したものと考えてもよいとのこと。

そう言われると、少し食指が動きます。特に瞑想して自分のなかにすでにあるものを掘り下げていくのは楽しいし、そこから得られるものもありそう。そういう文脈なら、キロンにもぜひ取り組んでみようと思えます。

それにここ最近、6ハウスの月と水星の上を冥王星が通過していく時に仕事を再開して、「仕事って突き詰めると一体何のためにやるの?社会での立ち位置ってなに?お金って??」ということをさらに掘り下げて考える日々が続くなかで、「キロンが宝石店の度数にある」と言われると、ちょっと感覚がつかめるような気がしてきました。

全く縁がないと思うほどに自分が苦手意識を抱いている場所、そこを避けないで直視してみるのもいいかもしれない、と思うことができるようになってきたのです。これは天王星がおうし座に入ったこととも繋がっています。

土のサインのキロン。お金を稼ぐことや物質的資産を築くこと。地位や名誉を獲得することに苦手意識がある。でもそこに向き合うと、違う世界が広がっているのかもしれないな、と思えるようになってきました。

キロンのアスペクト① 小三角

キロンのアスペクトを見ると、ひとつめは6ハウスやぎ座で自己犠牲的に実用的労働をする月と水星、8ハウスうお座で教えてもらったりお金をもらったりする相手から可愛がられるけどグズグズな関係になりやすい火星との協調的リズムを作り出す小三角があります。

宝石店に対するコンプレックスが、6ハウスやぎ座の月・水星を使う実務翻訳の仕事を後押しするということに。(とりあえずレートの低い仕事は断るとかいうあたりに出ているかな)

さらに36歳から火星期に入ってうお座火星が活発化し始めると、間接的にキロンー月・水星にバイブレーションを与えることになります。8ハウスの表すパートナーなどお金をくれる人との関係。確かに家族やパートナーとの関係が「お金のこと、生活のことをちゃんとしなくては」と働くことの間接的動機にはなっています。そもそもパートナーとのお金の話し合いがキッカケのひとつとなって、翻訳のお仕事を再開することになったわけだし。

ついでに火星と重なっている金星がおうし座の支配星なので、キロンの面倒をみる大家さんは金星です。8ハウスうお座の金星的楽しみごとといえば、今はヴィパッサナー瞑想。これも仕事、キロンの修復には間接的に効く、ということになります。集中力と平静さが翻訳の営業や作業にプラスになっているのは確かです。

キロンのアスペクト② 太陽とのスクエア

さて、キロンを乗り越える潤滑油となってくれる小三角とは異なり、スクエア(90度) 位置にある7ハウスみずがめ座の太陽は、キロンを乗りこなすときの向かい風となります。

アスペクトでつながっている惑星は、どちらかが動くときに連動して動くので、太陽(意識)がはたらいているとき、キロンも必ず刺激を受けるということ。スクエアの場合はシーソーみたいに片方を使いすぎたら、今度はもう片方の惑星の象徴する出来事が起こったり、その惑星に関する衝動が湧いてきます。

太陽はみずがめ座、風の不動サインです。たとえてみればずっと一定量で風を出しつつける乾燥送風機みたいな感じ。水をカリカリに乾燥させ、せっかく山盛りにした土を吹き飛ばそうとします。

7ハウスは社会に出て人とお話しする場所。ここに社会的人格を表す太陽があり、ドライな風のサインなので、基本的に親しくない人、社会での人付き合いはかなり淡白なぼびお。あとに残るは、互いに価値観と理念が通じ合う人とのネットワーク上のつながりだけです。

このドライな社会的人格のせいで、宝石店のキロンの獲得は難しくなります。

というのも、そもそもおうし座はさそり座と対になったサインであり、人との深い感情的結びつきや信頼関係に基づいて、お金や物質的価値を溜め込んでいく性質があります。たとえば、銀行や水商売にはこのおうし座ーさそり座ラインを使います。

ですから、お金を溜め込みたいおうし座のキロンと、理念と価値観の共鳴、ネットワーク上だけの人付き合いを好むドライな太陽とは対立するわけです。財産を築き上げることを目指すキロンと、そんなことより愛や理念やネットワーク上のつながりだけを追い求めたい太陽との綱引きです。

とはいえ、太陽(意識)がはたらいているとき、アスペクトでつながっているキロンも必ず刺激を受けます。キロンの方が公転周期が大きいので、キロンを意識していれば、いずれは太陽がうまくおうし座の要素とも折り合いをつけて人付き合いができるようになるでしょう。

まとめ

どこからどう見ても仕事と人間関係と社会的活動を通じてしかキロンの傷を癒すことはできないのがわかりました。特に太陽との対立関係は意識したいところ。たんにドライなだけではなく、周りの人との信頼関係を築き、足場を固めるというテーマにも取り組んでいこう。2019年の春分を迎えるにあたって、抱負ができました。

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