働かないニートとフリーランスと仏道的生き方

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フリーランスとしてのぼちぼち活動しているぼびおです。昨日はとうとう、税務署に開業届を出してきました。主に翻訳業、たまに執筆業。翻訳会社への登録(トライアルで1ヶ月ほどかかった)のほか、ランサーズとかGENGOとかのクラウドソーシングサイトにも登録して仕事してます。

で、多分この調子でやっていって、せいぜい月に十万円未満の収入があればいい方じゃないかと思う。それでもまぁやっていけるだろう。実家に居候しているし、パートナーがお金を使ってもいいと言ってくれているし、食費は両親と私を合わせてもほとんど変わりがないし。居候させてもらっているぶん、家事はできるだけ全部するようにしています。

小池龍之介(空朴)さんがインタビュー動画で月3万円あれば大丈夫でしょう、と言っているのを見て衝撃を受け、「それならぼびおだってできるかもしれない」と思ったのも、仕事を始める後押しになりました。

 

ちゃんと稼ごうという気がないと、月10万円未満ですら稼げない、という話も聞いたことがあります。でも月30万とか稼ごうと思ってやっていたときは毎日死にたかったし、死にたくなるのは本末転倒なので、そういう前世代的価値観と、自分がしっくりくる価値観とのバランスをとっているところです。

そんな流れのなかで今日、ずっと気になっていたpha (@pha)氏の本を購入。

 

 

占星術の松村潔先生がこの本を紹介していて知っていたんだけど、自分をニートだと認めるのが嫌でずっと買えませんでした。

派遣社員の翻訳者として働いている時もずっと、東大卒がコンプレックス。一流科学誌に論文を掲載している学友や、国連で働いている同級生、海外各地の一流企業で活躍しているクラスメートとひきくらべてしまうのね。それもあって、京大卒とか国立大卒でエリートレールから外れているけど自分に満足して生きている小池龍之介師や香山晢さん、phaさんにロールモデルをみるのだと思います。

そんなコンプレックスもいろんな本を読んだりしながらだんだんと解決して、今はだいぶ薄れてきました。それでもまだ「もっと社会に出て行って活躍できるはずなのでは」という慢心に基づく幻想に苦しむのは、そうあるべきだという規範意識を握りしめているから。いい加減、自分は現代社会の規範に沿って良しとされる人間ではなく、そのような強みは一切持ち合わせていないということを観念したいものです。

まぁそれは置いといて、実際にフリーランス(自由業者)として働いてみると、この本にも書いてある通り、ニートとフリーランスってほとんど呼び方の違いしかないことがよくわかります。仕事受けなかったら、ただ日中インターネットしてるだけのニートやん。もちろんあれこれ仕事に繋がりそうなことはするけど、どっちにも転べるところにあるのがフリーランスです。

ニートは Not in Education, Employment or Training の略で NEET。
昨今のぼびおは Self-educated, Self-employed, Self-trained なのでセルフニートとでも自称したいところです。

で、実際に自分がニートだと思ってみると、フリーランス翻訳者としてあれもこれもしなくっちゃ!!と思っていたときとは世界というか自分を見る目が変わってきます。とても社会不適合者の気分。いや、実際そうなんだけど、少しでも社会に適合しようとこの2ヶ月奮闘してきただけに、ほっと一息つけるというか。本来は不適合者の方がしっくり来るんだよね。

香山晢 (@kayamatetsu) さんの作品を読んだ時もそうだったけど、社会不適合者なりの生存戦略を立てて生きている人たちは、希望。占星術でいうと、みずがめ座、11ハウス的。

そういえば以前紹介したあやえもん(@ayaemt)さんのこの本も、社会の端っこで生きるのが向いてる人向けの良書でした。

 

phaさんのユニークな点は、シェアハウスをいくつも営んで集団生活をしているところ。「群れれば死ににくい」ということらしい。そのシェアハウスの様子を動画でみてみると、緩い紐帯を体現していて、いい感じです。老後は出家しようと思っていたけど、シェアハウスで適当に仲間と暮らすのも良いなぁ。

ひとりになっても、都会に出て集まって暮らせばいいじゃんと思えば、鬱になって死にたくなることがないですね。希望があれば、死にたいと思わない。瞑想に出会って死にたいと思う日がほぼなくなったのは、これをやっていれば大丈夫、と確信できるからだと実感しています。宗教ってそもそもそういうものか。ともかく、ぼびおの同年代(70年代後半〜83年生まれ、冥王星天秤座終盤)には結婚せずにいる人が多いし、シェアハウスへの需要はきっと増えるでしょう。

社会不適合といえば、今の時代ではゲイ、同性愛もそうだよね。自分がまさか同性パートナーと付き合うとは子どもの頃夢にも思わなかったけど、思えばあの時からマイノリティーとしての肌感覚を身につけ始めた気がする。要は被差別者になる、社会不適合者になるということ。この感覚がわかるようになったのは、ゲイを経験してよかった点のひとつです。

先日読んだ記事には、ゲイが互いに合鍵を預けあって孤独死を防止する相互扶助をしている話が紹介されていました。占星術でみずがめ座、11ハウスは現代社会からはみ出たモノを収容する部屋ですが、その鍵は友達、同朋、仲間です。西洋占星術はあらゆる人間の営みを包括しているのがすごい。

占星術といえば、今読んでいる『全世界史』と相性がいい気がします。 ライフネット生命の創業者、出口治明(@p_hal)氏のまとめた紀元前5000年からの地球上の歴史。国別の歴史ではなく、地球上の動きを俯瞰できる。

占星術は起源を語る時によくメソポタミアが、とかバビロニアが、とかフェニキア人が、とかいうんだけど、その辺のよくわからん歴史をまずおさえられるのがいいです。
で、地図を見ないとさっぱり頭に入ってこないので探してみたら、紀元前から1年ごとの世界地図を表示できるすごいウェブサイトを発見しました。

→ GreaCron

これを表示しながらキリスト誕生あたりまで読み始めると、だいたい文明の地図上の位置を把握できるようになります。

こうやって地球上の歴史を数千年単位で眺めながら、文明や国が「滅びました」「100年で幕を閉じました」とか書いてあるのを読んでると、しょせん日本国も現代文明もいつまで続くかわからない、無常のものだと思い知らされます。その大きな波のなかで、人が一人一人生きては死んでいった。たかが人生じゃないか、という気がしてくる。働くとか働かないとか、目くじらたてるようなことは何ひとつない。あるような気がしているだけで。

そんな諸行無常、無我を体で実感できるようになるべく、今週末からまたヴィパッサナー瞑想(京都ダンマバーヌ)の3日間コースに参加してきます。

ちょうど太陽回帰(誕生日)、かつ火星期突入という節目なのでうれしい。それにしてもあれほどやる気なかった太陽期から火星期に近づくにつれて、社会に打って出ようという気がほんの少しでも出てきたのが驚きです。

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