タロットと占星術とのつながり

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占星術を学んでいる方は、遅かれ早かれタロットにも手を出す方が多いと思います。私も西洋占星術を学び始めたばかりの頃は、全くタロットカードに関心はなく、勉強するつもりもありませんでした。

とはいえ、何か悩みがあると、折に触れて簡単なタロット占いを活用していました。愛用していたのは、荒井良二さんの絵がかわいい鏡リュウジさんの『はじめてのタロット』です。

はじめてのタロット

これはぼびおが初めて買ったタロットカードで、大アルカナの22枚と、カードの意味が書かれた冊子がセットになっています。

占星術を学び始めるまでは「大アルカナ」という言葉の意味もそれぞれのカードの意味も知りませんでしたが、付属の冊子を見ながらいろんなことを占いました。もう何年も使って、今ではかなり年季が入っています。簡単なタロットでも、驚くくらいピッタリ来るカードが出るのが本当に不思議。

そういうわけで、西洋占星術を習い始めるまで、タロットカードにはほとんど興味がなくて、このかわいいタロットで十分満足していました。タロットを勉強するつもりも全然ありませんでした。

生命の木のパスとタロットカードと惑星

西洋占星術を学び始めて、松村塾でサビアンシンボルや数秘を学んだりしていると、占星術とタロットには深いつながりがあることがわかってきて、次第にタロットにも関心を持つようになってきました。

占星術とタロットのつながりを考える手段のひとつに、秘教カバラで使われる生命の木があります。生命の木のセフィラ(球)に惑星を対応させて、各セフィラを結ぶパス(path 道)にタロットカードの大アルカナがひとつずつ対応させるというものです。

1、2、3のセフィラに対応させる恒星、惑星には諸説あるようです。ここでは、1ケテルに冥王星、2コクマーに海王星、3ビナーに天王星を対応させてみました。

 

Tree of life planets and paths

 

たとえば、今日の一枚引きでは11力が出ました。これは火星と木星を結ぶパスに当てられています。肝臓と胆汁、目標と野心、哺乳類としての機械性を自らの手で抑制することを意味すると読むことができます。
小アルカナと占星術の四元素タロットカードの小アルカナはトランプに似た構造になっています。トランプは、ハート❤️、スペード♠️、クラブ♣️、ダイヤ♦️の4組に分けられますよね。タロットの小アルカナでは、ハートが杯、スペードが剣、クラブが棒、ダイヤが貨幣の4つのスート(suit、組)に分かれていて、さらにこれには占星術12サイン(○○座)の四元素、水、風、火、土が対応しています。

各要素はそれぞれ、杯の中のゆれうごく水(感情)剣(知性)が切る風上空を目指して伸びていく棒(=植物)、棒が燃えて上昇する火(精神)土を固めた貨幣、物質と人間の生きる世界に欠かせない四つの要素を表しています。占星術とタロットにはほかにも共通点があります。数字が大事な意味を担うという点です。

12ある占星術のサインひとつひとつをさらに30度に分けて、1度ずつの意味を考える「サビアンシンボル」では、数字の意味を深く考えます。この時にタロットの大アルカナカード22枚の図柄が参考になります。反対に、数字の意味からタロットカードの世界に入っていくこともできます。

ウエイト・スミス版とマルセイユ版タロットカードには、大きく分けてウェイト版とマルセイユ版のふたつの種類があり、私はマルセイユ版の方が好みです。ウェイト版は小アルカナも人物柄ですが、マルセイユ版の小アルカナはトランプとよく似た絵柄です。現代では何万種類ものタロットカードが販売されていますが、ウェイト版を下敷きにしたものが多いようです。タロット占いの講座などでも、ウェイト版がよく使われています。

一方、2018年からタロットを使って精神修養をする「タロット道」を提唱している松村潔先生は、マルセイユ・タロット、中でも精密に図柄を復元したカモワン版を元に思想を展開しています。

松村先生のタロット道新刊『タロットの神秘と解釈』

カモワン・タロットは、 マルセイユ・タロット版元のカモワン家の後継者と、映画監督でタロットに造詣のあるホドロフスキー監督がマルセイユ版の図柄と色をできる限り正確に再現したデッキ(ひと揃いのタロットカード)です。ホドロフスキー監督の著書『タロットの宇宙』では、カモワン・タロットに関するホドロフスキー氏の見解が詳しく説明されています。

松村先生の新刊には、このホドロフスキー監督の見解に対するツッコミが盛り込まれているそうです。

ぼびおが『タロットの宇宙』を購入したのは、ホドロフスキー監督ファンの作家、吉本ばななさんが紹介されていたのを読んだから。以前からタロットならウエイト版よりマルセイユ版の方がいいなぁと思っていたんですが、『タロットの宇宙』を読んでカモワン・タロットを取り寄せることにしました。今はカモワン・タロットの大アルカナだけを一日の一枚引きに使っています。

タロットの秘密

タロットに関しては、占星術で有名な鏡リュウジさんによる素晴らしい入門書があります。深い内容なのに、わかりやすく読みやすくまとめられています。タロットの成り立ちや歴史、実態をおさえておきたい方にはオススメです。入門書とはいえ、かなり深い造詣に基づいて書かれている信頼に足る本です。

序章 タロットの魅力タロットとは何か/タロットカードの基本構成/トランプとの共通点/ノーベル賞詩人とタロット
第1章 誕生の謎イタリア・ルネサンス/カードゲームの歴史/未完の詩『凱旋』とタロットの絵柄/マルセイユ版の誕生
第2章 神秘化したタロットエジプト起源説/カバラとタロット/黄金の夜明け団/世界最大のヒット作「ウエイト=スミス版」の登場/二〇世紀最大の黒魔術師
第3章 タロットの二〇世紀ユング心理学による深化/神話学のスター/日本におけるタロット史/オカルトブームから「カワイイ」カルチャーへ
第4章 心の世界と、タロットの図像学図像を「解読」する二つの方法/大アルカナを読み解く/小アルカナの意味と解釈のコツ
第5章 実践・タロット占いタロットを使う/占いの手順/カードの読み方/もうひとつのタロットの使い方……などいろんなタロット・デッキ

タロットの仕組みは面白いけれど、いろんなタロットカードを集めることにはさほど興味はないので、今のところ使っているのはカモワン・タロットのほかにふたつだけです。

神託のタロット

カモワン・タロットより前に買ったフル・デッキの(小アルカナもついている)タロットが『神託のタロット』です。ギリシャ神話を基盤に小アルカナが一連のストーリーになっています。大アルカナには一枚ずつギリシャ神話の神々が描かれています。

ただせっかく買った『神託のタロット』ですが、ギリシャ神話にあまりなじみがないとカードにも親しみにくい。かといってギリシャ神話の本を読み通す自信もなかったので、今年のお正月に里中実智子さんの漫画シリーズを買って少しずつ読みました。このシリーズにはかなり詳しいギリシャ神話が網羅されているうえに里中さんの絵は美しく、とても分かりやすいです。

ユング・タロット

ユング心理学や河合隼雄さんの本に関心があるので、最近買ったデッキ。こちらはタロットというよりも22枚のフォーチュン・カードに近い感じ。カードの絵柄には、アニマ、マザーなど、主にユング心理学で使われている元型が採用されています。こちらも22枚しかないし、大アルカナに準拠していないし、、と思っていても、引いてみるとどんぴしゃりで面白いです。

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