精神修養に取り組む前に片付けるべき地上問題
新月の日なので、今朝もタロット道の講座でした。宇宙意識養成学校、松村潔先生のZOOM講座です。5時半からなのに寝坊して、30分遅れの寝ぼけまなこで参加しました。
タロット道っていうのは、松村先生が2018年から提唱しているタロットカードを使った精神修養メソッドです。
マルセイユ・タロットの大アルカナ0〜21番のうち、
①前半の0〜10番のカードは「太陽系に入り、地球に生まれてからそこで適応するまで」
仕事をしたり人間関係に悩んだりして自分なりの生き方を模索して、どこにいても通用する人間になる段階
②後半の11〜21番のカードは「地球から脱出して、元きた星系に帰る方法」
地球生活の一切に対して未練がなくなり、あの世とのつながりの方が本来の自分であると気づいて、そちらに本体を移す段階
を表していて、このタロットの絵柄と数字が示す順番に自身を発達させると、自分たちが元きたところ(星系)に帰ることができるというものです。
これは別に特別なものではなくて、密教とか神秘修行とか、古くからある体系と同じように、長い年月をかけて取り組む精神修行の道です。弘法大師空海も密教を通じてこの道を歩き通しました。
このタロット道に関して、やっと最近になってわかってきたことがあります。
そもそも、自分はまだまだタロット道の前半の①地球適応に取り組んでいる最中だけど、どうやら、この①地球適応のプロセスを完了するためには、松村先生の話をいくら聞いても、さっぱり前に進まないのではないかということです。
当たり前のことですが、松村先生はもう①の地球適応段階のための現世的活動は満了していて、完全に後半②地球脱出の段階を生きている人です。
30代でデビューしてからオカルト思想界の第一人者という確固たる社会的地位を築き、講座をひらきまくって本を出版しまくり、海外にもたくさん出かけてみて、地上活動をやりきった。そして今、晩年に入ってタロット道の後半をやりながら、その体系を確立しようと邁進しておられます。
一方、講座の受講生でもほんのひと握りの人をのぞいて、現世活動をやりきった人なんていないはずです。ほとんどの人はまだ①の地球適応すらできておらず、生活者として悩んだり苦労したり、ああでもないこうでもないと日々試行錯誤しているのだと思います。
松村先生はおそらく、前半①はできていて当然、そのやり方は自分たちで模索してくれ、それより私が今興味があるのは②の脱出のほうだよ、って感じなのではないかと。だから前半をクリアする方法がわからない受講生たちは、何をどこから聞いたらいいのかわからなくて、講座で松村先生に質問したくてもできないのではないかということです。
もちろん、前半の地球適応をやらないと、後半の地球脱出もはかどりません。松村先生も、タロット道をやるには地球でやりたいことをやり尽くして、この世に退屈しきった隠居老人が一番いい、と言ってます。 タロット道の後半のプロセスに手を出したらあかんというわけではないけれど、前半できてないのに後半やってもうまくいかないということです。
前半やりきったと思っていたけど、まだだった
ぼびおは現時点で、松村先生のほかにもうひとり、心の師匠がいます。心屋仁之助さんというナイナイアンサーで有名になった心理カウンセラーです。 で、ぼびおは、前半問題をやりきるのに、当面は心屋さんのやり方でやっていこうと思っています。
というのも、この心屋さんは常識とは逆のことを言っているので世間的にもアンチが多いんですが、心屋さんと同じことを、松村先生もたまにボソッと言ってるんです。あり方や家族との付き合い方やお金に関して。たとえば、お金は働いた対価ではない、収入が労働の対価だと考えていると、その先に進めないとか。
別に心屋さんじゃなくても、家族との関係に満足していて、お金に対する不安がなくて、やりたいことやって生きていて、何があっても大丈夫、自分は自分の人生を生きてますって確信している人の話なら誰でもいいのです。
で、これがタロットの小アルカナでいうと小姓から騎士になった段階、そして大アルカナでいうと、10運命の輪を自分で回せる段階なのではないかと思います。
この世に対する未練があまりないという点で、つい最近までは、僭越ながら私も「前半終了気味人間」だと思っていたんですが、まだまだでした。先日の親との問題です。昨日、こんな本を買ったことからも、私がまだ親との関係にスッキリしていないことがわかります。
もう落ちないだろうと思っていた目のウロコが、また何枚かはがれました。
『タロットの神秘と解釈』には、16塔のカードに関して、「気絶しないで意識が連続することを求めると、その人はずっと同じ塔の中に閉じ込められる」と書いてあります。これは、「親と一度も断絶しないまま、親の問題を解決できることは絶対にない」、という心屋さんの話と同じだなぁと思いました。
そっかー、親とのこともこの世に対する未練だったんだね。こういう未決問題を抱えていると、タロット道でもほかの道でも、あるところから先に進めません。
ほかにも今死ぬとしたら後悔することってあるかなぁ。もしちゃんと元きた星系に帰れない状態のまま死んでしまったら、嫌だな。今のところほかに後悔することって思いつかないですねぇ。あの世にちゃんと帰れるようにこの世を生きる、というとスティーブ・ジョブスみたいでかっこいいけど、もっと消去法的な感じです。
後半のことも視野に入れながら、前半に取り組む
前半の地球生活への適応をやらないと後半の地球脱出準備にスムーズに進まないというので、去年QHHTを受けてからわりと投げやりだった地球への適応にもちゃんと取り組むことにしたんですが、後半で地球脱出の道があるということを知ったことによって、この世で生きるのがだいぶ楽になりました。とにかく、一日でも早く「今すぐ死んでもちゃんと元の場所に還ることができる」状態に近づきたい。そのためにやらなければいけないことは、なんでもやるつもりです。
ちなみにこのブログも地球適応の一環で始めたものです。焦っても仕方ないから、星の流れに乗って、色々体験しようと思います。
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